【コラム第45回】カリビアンコムNFTの考察(2022.01.08)
先月28日からカリビアンコムプレミアムにおいて「カリビアンコムNFT」という新サービスが登場しました。そこで今回は、そのカリビアンコムNFTについて考察してみます。
なお、「カリビアンコムNFT」ではあるももの、取り扱いサイトはカリビアンコムプレミアム(単品販売サイト)になります。カリビアンコム(定額会員制サイト)では扱っていません。
NFTとは
そもそもの話、NFTとは何なのか?
簡単に言えば、コピーや編集ができないデジタルデータです(自分自身でデータを復元することは可能)。コピーできないので数量限定となり、編集できないので偽物が出回ることもありません。それらのNFTの特徴によって、その商品に貴重性が生まれます。
カリビアンコムNFTを理解する範囲では、そのくらいの知識で大丈夫です。なお、専門用語では「Non Fungible Token 」(非代替性トークン)といいます。
カリビアンコムNFTとは
現時点のサービス内容は、人気AV女優の写真集です。NFTなので、コピーや編集ができない写真集となります(上記のとおり、自分自身でデータを復元することは可能です)。動画ではありません。
販売数量限定
- COMMON作品→世界に10点のみ
- SPECIAL作品→世界に3点のみ
- RARE作品→世界に1点のみ
という形で、数量限定で販売されています。
カリビアンコムNFTで販売されているAV女優一覧
- 波多野結衣
- 上原亜衣
- 篠田あゆみ
- 大槻ひびき
- 北条麻紀
- 小向美奈子
- 篠田ゆう
現役女優さんから引退女優さんまで扱っていますね。これは第1弾ということなので、今後はもっと増やしていくつもりなのだと思います。
購入内容
- NFT作品
デジタル写真集です。 - 購入特典
動画のまとめ買いチケット引換券です。 - NFTの転売権利
実物の写真集のようにNFT作品を転売することも可能です。ただし、転売すると自分ではNFT作品を楽しむことができなくなります(転売で買った人だけが楽しめます)。
購入について
項目 | 内容 |
---|---|
販売期間 | 2022年1月31日(月)24:00 まで |
作品点数 | 全21点(先着順) |
詳しくは下記リンク先の「購入方法」の項目をご確認ください。
カリビアンコムNFTに関する僕の考察
ここまで読んでくださったあなたは、カリビアンコムNFTで写真集を手に入れたいと思いましたか?
厳しいことを言いますが、僕はそうは思いませんでした。その理由は以下の5つです。
抜けなそう
これが一番の理由です。無修正動画に明け暮れている僕としては、写真集で抜ける気がしないです。アダルトサイトにアクセスする目的は「抜くこと」なので、その目的に合致しなさそうなコンテンツにお金を出そうとは思いません。
動画で十分
上記のAV女優の中では、上原亜衣さんがとても好きです。上原亜衣さんの無修正動画はコンプリートしています。そんな僕でも、上原亜衣さんのNFTを欲しいとは思いません。コンプリートした無修正動画で十分間に合っているからです。
動画サイトでも写真は配布されている
「動画ではなく写真で」というニーズもあると思います。ですが、上記の女優さんに関しては、カリビアンコムや一本道などの動画サイトでも写真が配布されています。もちろんカリビアンコムNFTと内容は違いますが、写真が欲しいというニーズは動画サイトで間に合わせることも可能です。
購入手続きがカリビアンコムプレミアムのサイト内で完結しない
カリビアンコムNFTを買うには、OpenSeaという別サイトで購入する必要があります。しかもOpenSeaは日本語化されていない海外サイトなので、日本人にとっては使いにくく、分かりにくいです。ユーザーとしては、慣れ親しんだカリビアンコムプレミアムのサイト内で完結できたほうが安心できると思いますし、手間も減ります。
イーサリアムが必要
購入するためには、上記のOpenSeaにて暗号資産のイーサリアム(ETH)を購入し、それを支払いに充てる形になります。直接クレジットカード払いで購入することはできません。僕自身はビットコインやイーサリアムを持っているのですが、この場面では普通にクレジットカードで払いたいです。
以上の5つの理由から、僕はカリビアンコムNFTを利用することはないと思います。そう思うのは、「カリビアンコムNFTが時代を先取しすぎているから」なのかもしれません。将来的な可能性はあるかもしれません。ですが、今は利用しようとは思いません。
カリビアンコムNFTの現状を見ると、取り扱いAV女優数が少ないです。また、華々しく開始した感じもありません。なので、本腰を入れて始めたというよりは、テスト的な意味合いで始めたのかもしれません。それでニーズがあるようなら第2弾・第3弾と続けていき、ニーズがないなら別のコンテンツに力を入れていくのではないかと思います。そのようなやり方だと、失敗したときのダメージをおさえられますからね。
話はそれますが、上記のように「リスクコントロールしながら、まずはやってみる」のはビジネス成功のために大切なことです。カリビアンコムのDTI社は米国企業ですが、それに対して日本企業は失敗を恐れて第一歩を踏み出さない場合が多いです。失敗したら誰が責任を取るんだ!みたいな責任論が先に来てしまい、委縮して先に進めないんですよね。それが今、日本が世界から遅れてしまった原因の1つだと思います。「Bukkake」「Nakadashi」の分野では世界最先端を行っているんですけどね(苦笑)
以上、カリビアンコムNFTに対する僕の個人的な感想はダメ出しばかりでしたが‥
流行りのNFTを導入し、時代の先頭を走り続けようとする姿勢は素晴らしいと思います。その点はさすが、無修正動画サイト業界ナンバーワンのDTI社だと思いました。